2025年02月27日
大雪だった木曾駒冷水公園キャンプ場

今年の冬も長野県にある無料で高規格なキャンプ場の木曾駒冷水公園キャンプ場へ行ってきました。
訪れたのは1月の三が日明け。メンバーは職場の同僚家族3組。天気予報では雨と出てたのですが、そこは元スキー場、滞在中はがっつり大雪となりました。

去年来たときは、そこそこ混雑してたんですよね。今回もそれを予想して
前泊キャンパーが帰る時間であろう昼過ぎになるよう到着したのですが、
ほとんどキャンパーがいません。また、サイトも一面雪で覆われてます。
この時は、
「めちゃくちゃ空いてる」!」 「雪中キャンプを満喫できる!」
とテンション高めでしたが、後になって「雪中キャンプはもういいかな」
と思うことになります・・・。

今回のテントはアポロンTCです。それに薪ストーブを導入してみました。
アポロンはトリプルファスナーになっているので、煙突を挟み込む事ができますが、エルボを嚙まさないと幕との距離が稼げません。
そしてその状態だと煙突が不安定になるので、煙突を固定するのにひと工夫が要ります。
私はランタンスタンドを加工して倒れないよう固定しました。

2日目の朝。
テントの外に出てみると粉雪が舞っていました。
まだ積もるような雪ではありません。触ってみるとサラサラで、吹くと飛んで行ってしまうような感じです。
ところが時間が経つにつれ、雪の粒が大きくなっていきました。まだこの時点ではみんな雪を楽しむ余裕がありました。

午後になって温泉へ行くため、いったんキャンプ場を離れたのですが、
温泉から帰ってくるとキャンプ場では一段と雪が強くなっていました。
キャンプ場内に除雪車が入ってきていて、センターハウス前付近の除雪をしています。
キャンプ場に除雪車が入ってくるなんて、そんな経験初めてですよ。
雪は大人の膝下くらいまでは積もってます。上のサイトを見に行ったのですが、雪が積もりすぎて閉鎖されてました。
そしてサイトに戻ってくると、
なんと、同僚のテントは雪の重みでポールが折れて倒壊してました。



タープとワンポールテントを連結し、タープをタトンカ張りのような感じにしていたのですが、
雪の重みがダイレクトにテントにつながり、ポールが折れてしまったようです。
私のアポロンは何とか耐えてましたが、ワンポール式のような三角錐では
ないので、その都度ルーフの雪を下ろさないと生地が伸びたりポールが曲がる恐れがあります。

雪下ろしをしてもすぐに積もってしまうので、雪かきが大変でした。
雪の日はこのようなテントは向かないですね。マウントスミのノナTCを持っていけばよかったなぁ。
雪の降りは相変わらず強く、止む気配は一向にありません。
幸い、同僚のテントは替えのポールがあったので何とかなりましたが、無かったらどうなっていたことか…。


夜になってようやく雪が小康状態になりました。
でも結構積もっていて、トイレに行くのも大変。人が歩いた跡に沿って歩かないと、歩きにくかったです。
そして3日目。

センターハウス前の様子です。ここまで積もりました。
撤収もまずは雪かきから。フライシートもスカートも凍っているし、当たり前ですが乾燥撤収なんてできません。
(後日公園で乾燥させました)

いざ撤収となった時、またまたトラブル発生です。
同僚の車はスタッドレスを履いていたものの、2台とも2WDだったのでタイヤが空転するばかりで全く動きません。
まずは私の車で雪を踏み固め、その後人力で押して何とか脱出できました。
今回はとてもいい経験ができましたが、やはり大雪でのキャンプは大変です。
YouTubeとかで雪中キャンプを優雅に見せてる動画があるけど、実際は色々大変だと思います。それでも私は楽しかったのですが、家族は「もう雪中キャンプは行かない」となってしまいました(苦笑)。
来年もまた行きます!